予想を書くつもりが、なんだかダラダラと読み物みたいになってしまったので、まずこの2レースだけ挙げてしまおう。
東京9 初音S
⑨デゼル
この断然人気を本命視するのも気が引けるところはあるが、不利以外の死角がほとんど見つからず、ひとまず軸はこの馬でといった感じのこのレース。
前走時が中山2200mという条件的に微妙なところに使ってきたのでどうかな?と思っていたが地力の違いで3着と格好をつけた。追い込み一辺倒のイメージのあった馬が、スローペースとはいえ先行できた点がまず成長。
そして当時の調整過程は、3か月間もの間じっくり厩舎で調整されていたとはいえ、ウッドでの6F長めからの追い切りは1本のみ。友道厩舎らしく成長を促しながらじっくり調整されてきたことが分かるが、ひと叩きされた後のこの中間は6Fからの追い切りが実に3本。しかも、先週は79.5-65.0-51.3-38.0-12.0(一杯)というハード追い。今週の最終追い切りもルメール騎手を背に坂路で好時計をマーク。前走時の最終追い切りよりも3秒近くも速いラップを刻んできたことからも状態の良さがうかがえる。
デビューが遅れたことから、どこかひ弱なイメージを抱いていたが、これだけやれるということは体質面も明らかに強化。この状態でスイートピーSで衝撃の上がり32.5を繰り出した舞台に変わるのならこれは信頼せざるを得ない。
前走があまりにもスローペースだったので、距離を短縮して再びいつもの完全後方待機型デゼルに逆戻りする可能性はあり、差し届かず…なんてシーンも想定はしてみたが、そういう懸念をも考慮して、そういうミスを犯さないルメール騎手を確保したのだろうしね(東京に福永騎手がいながらルメール騎手への手替わりは相当な勝負度合い)。
まぁ、だからといって本来は1番人気の馬をこうして長々と語る必要性もないとは思うのだが、ひとまずどんなレースでも1番人気の取捨選択から入るので、まずは前提条件としてこのデゼルに関しては信頼できそうだというて前提条件は置いといてと。
1番人気が信頼できそうな時はあえて馬券を買うことも少ないのだけど、今回は他に狙っている馬がさほど人気していないので、ならデゼルと組んで買ってみようかなと触手をそそられている。
その筆頭の馬が⑤アクアミラビリス
この初音Sは、昨秋同じ舞台で行われたユートピアSと同条件で、ここで好走した馬は当然評価できるという寸法である。
ユートピアSはナルハヤの出走があったこともあり牝馬限定戦にしては締まったペースとなったが、この時に先行して上位入線したのがアクアミラビリス(3着)とフィオリキアリ(4着)だけ。
よってフィオリキアリも一応ヒモで押さえる必要はあるが、当時の臨戦過程が良かったのはフィオリキアリの方で、半年ぶりの休み明けだったアクアミラビリスが先着したならその着順通りにアクアミラビリスを上位評価に。
前走は休み明けをいきなり好走した反動もあったろうし、大外枠で出遅れ、直線もスムーズさを欠くなどいろいろと不利も重なっていた。それでも道中の操縦性が若駒の頃に比べて明らかに良くなっており、半年間の休養を経てずいぶん馬が大人になったものだと感じたものだ。
今回は5戦してオークス以外は3着内の東京替わり。東京では32秒台の上がりを使ったこともあるし、今なら2走前のように好位からの立ち回りも可能。
成長力豊かなクイーンズリングの妹でキャリアも浅く、デゼル同様に本来なら条件クラスに甘んじているのがおかしいくらいの器だ(ブログの方でもデビュー時から賛辞の言葉を与えていた)
前走は不利さえなければ3着はったはず。そんな不利を受けながらも継続騎乗のデムーロ騎手。一流は連続して過ちを犯さない。今のデムーロが一流かどうかはさておいて、ここは悔いなきレースを見せて欲しい。そうすれば自ずと結果もついてくる。
続いて
⑥ジョディー
前走はルメールの芸術的騎乗のなせる業だし、タフな中京から切れを要求されるここは適性外とも思うのだが、ナリタザクラ、エンデュミオン、メイショウボサツ、セントオブゴールドあたりの牡馬勢を下した勢いは侮れず。もともと重賞でも好走していた馬が、紆余曲折を経てさらに成長して復活してきた感じ。逃げない競馬で勝った後に逃げる競馬をするかは何とも言えないが、切れ負けしない騎乗を鞍上が心がけてくれれば…といったところだ。
⑭ラルナブリラーレは、少頭数だった土曜の3勝クラスではなくあえてこちらに遠征してきた。それはこの舞台の2勝前の走りが圧巻だったからに他ならないだろう。あまりにも圧巻すぎて前走では反動が出たのも無理はない。能力的には2走前が真の姿で、事実サトノウィザードやフアナの2着、これまた将来が楽しみなカレンシュトラウスあたりを完封した過去から、将来牝馬重賞ぐらいなら手の届きそうな逸材だと見ている。本馬もジョディー同様に持久力を要する流れがベターということで、上がり能力が必要な今の府中でどうか、その点だけ懸念材料。
他はクラス常連⑩フィニフティ、ディープ産駒にしてはそこまで切れないけど、立ち回りのうまさで上位争い可能、そのフィニフティに2走前は先着している④ローズテソーロ、こちらは前走が意味不明なレース選択だったが、その分度外視できるし、明らかに向かない条件から向く条件への転身という意味では臨戦もプラス。昨秋のユートピアSでも伸びない内からアクアミラビリスの0.4秒差のところまで差を詰めていた。極端な追い込みタイプなので、いくら東京でも厳しい感はあるがハマればの穴要員。
後はユートピアS4着②フィオリキアリ、前走内容の悪くない⑪チューンオブラブあたり。
次位人気の⑮ショウナンハレルヤ、⑧ショウリュウハルあたりは押さえまで…だけども、最近この手の押さえ馬に走られることが多く、ゲットしてもガミとかトントンみたいなことが多いので、皆さんはあえて買ってみるのもありかも(笑)
東京10 バレンタインS
当初このレースの本命は⑫ヴァニラアイスを考えていた。
しかし、スパーダ、メイショウウズマサ、フォーテ、モルフェオルフェなど、あまりにも逃げ先行馬が多く、それらの直後に付けて、かつそれらを交わし去って先頭、じゃないにせよ上位入線するシーンがあまり想像できなくなってしまった。
となれば、その先行各馬の直後に付けられて、かつしっかり脚を持っている馬…
となると、結局1番人気想定ルメール騎乗の①テーオーターゲットに落ち着いてしまった…
と思ったら1番人気は⑨タガノビューティーか。本質的にはマイルの方が合うような気もするがどんなもんだろう。もともとOP級の能力があることは分かっているけども、1番人気で軸にして買うほどのことは…?
なら、テーオーターゲットでいいかもしれん。前走はヴァニラアイスに先着を許しているけれど、今回の舞台ならこちらに分がありそうだし、2走前に内枠のハイペースを先行抜け出しで勝っている点も加点。
次位群にこれだけ先行馬が揃えば、差し脚が生きてきそうな②スリーグランド。前走でOPの目途も立ったし、ペースを読める戸崎騎手が差し系に乗ってきた時はかなり面白い。いつの間に差し込んできているイメージが沸く。
ただし、この2頭とも私の中で押し出されて評価した感じの2頭なので、実はそこまで過信していなかったりもする(ならなぜ挙げた?)。
ならばと、大穴狙いで2頭をピック。
1頭目が⑬ロードグラティオ、2頭目が⑤ヒラソール
ロードグラティオは、この舞台の3勝クラスでいい勝ち方。昇級戦が昨年の当レースで7着までだったけど(勝ち馬ショーム)、2走前の当舞台では3着と0.2差。前走は重賞なので度外視すれば、OP特別なら人気ほどの差はないのではないかなと。
ヒラソールは、馬というものは突如ここまで走らなくなるものなのか…の典型的存在で、近3走を見ると燃え尽きた感はあるが、稽古の動きを見るとまだ燃え尽きてはいないとも思える。カッチーが無欲の競馬で一発…はないか…
結局、バレンタインSは予想はしてみたものの結局パスしそうな予感。
だったら他のレースに予想を避けばよかったけど、せっかくここまで書いたのでとりあえず読み物的にここに記しておこう。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。