競馬

2020 京成杯オータムハンデを検証

今年の京成杯オータムハンデ、おそらく馬券は買わないね(いきなり)。

それくらいに難しい。

 

では、なぜ予想をするのかといえば、単純に他に予想するレースがないのと(でも予想はしたい)、高尚な推理ゲームへの挑戦という想いがある(かっこいいこと言った)。

今回に関しては、このレースに自信があるから取り上げたわけではなく、むしろ難解だからこそあえてチャレンジするという感じだね。

 

先週の新潟記念は、前走で小倉記念、七夕賞を走っていた馬に着目したけど、小倉記念組の2頭はいずれも臨戦過程が悪いので軽視、ならば七夕賞組だろうと記述した。

その中でも臨戦過程(↗)のジナンボーを素直に本命にしていれば良かったのだけど、スケベ心が生じてジナンボーは対抗、本命はピースワンパラディとしてしまった。

でも、終わってみたらそのオッズの開きはわずかに0.1差というオチ…

それでも週中の見解では、ジナンボーがいかに臨戦過程が上向きなのかといったことも述べさせてもらったので、そうしたところも参考にしてもらえたらこれ幸いといった感じであーる。

 

前走、関屋記念組の検証

さて、京成杯のリンクレースは、10年中7年で馬券になっている関屋記念。

 

この組は、【1-5-5-43】と勝率に関してはかなり低いし、出走頭数の割に率が悪いことは確かだけど、多くの年で馬券になっていることは事実だし、要はその馬自身が良い臨戦にあるのかどうかが他レース同様に重要。

 

というわけで、まずは前走で関屋記念を走っていた馬の臨戦チェックから。

 

アストラエンブレム(→)

楽な流れの谷川岳Sを勝った後の前走関屋記念はそれなりのタフな流れ、かつ久々の重賞というだけでも本馬にとってはきつかった。一度、重賞の流れに慣れた後の今回はまだマシだが、上昇マークをつけるほどの上積みはどんなものか。ヒモには押さえるけど。

 

アンドラステ(→↘)

前走時、この馬の臨戦過程は(↗)だった。レースもソツのな立ち回りでソツなく走った。2戦連続重賞で善戦して重賞通用の力は見せているが、あくまでも臨戦のみの観点からいえば前走時の方が良かった。

ルメールチェンジは勝負度合いの高さを感じさせるが、無駄に人気することになるし、この馬自身、力が抜けているわけでもない。ルメールなら無難に馬券内には持ってきそうな気がしつつも、ちょっと悩ましい一頭。

 

エイトシャイデン(→↗)

2走前の中京記念は、伸びない内の馬群の密集する中を懸命に脚を伸ばして3着。前走はその反動が出て当然の臨戦。しかも、どちらかといえば前と内が有利だったバイアスの中で、勝ったサトノアーサーのさらに大外を回しての直線では苦しい。それでも3着アンドラステとは0.1秒差。5歳になって2度目の充実期を迎えているのが今だ。

よって当初は本命もありかと思ったのだが、近2走の位置取りが悪すぎる点がネック。いずれも直線勝負に徹しすぎているのだ。この競馬に馬が慣れてしまうと、中山に変わったからといって都合よく前に行くことは難しいだろう。大野騎手への手替わりで奇跡的に中団から流れに乗れればいいが、そんな奇跡に頼った本命は御免。穴としてなら面白いが。

 

ジャンダルム(→)

富士S18着から中山マイルのニューイヤーS1着の過去はあるが、しかし今年に入っては、中山マイルの2戦を含め3戦連続二桁着順ともなると少々狙いにくい。この馬の臨戦自体は低次元で変わらぬままという評価。平行線だからといってアンドラステより上ということにはならないので注。

 

トロワゼトワル(→↘)

前走時は臨戦過程(↗)で本命視して期待に応えてくれた。しかし、ということは自身の力を思うように発揮できたということの裏返しでもあり、そうなると今回はどうなのか?という話になる。臨戦過程から判断すれば当然下降気味となるだろう。

ただし、今回は本馬とスマイルカナ、ボンセルヴィーソぐらいしか先行馬がおらず、これらが折り合いをつけて流れに乗ってしまえば、去年のような逃走劇が見られてもという気がしないでもない。去年の相棒・横典を配してきたのも少々不気味。とはいえ、私自身は臨戦評価を信じておそらくヒモまでの評価となりそうだ。

 

ミッキーブリランテ(→↗)

この馬も前走時の臨戦過程は良かった。そして乗り方次第では3着内もあったろう。3着アンドラステとは同タイムの入線で上がりだけを見れば0.5秒も上回っている。せっかくの良い臨戦を生かせなかったのは勿体ないという気はするが、逆を言えば能力を発揮しきってはいないとも解釈でき、ここはやや上昇評価とした。4走前に先行策で結果を出した坂井騎手に乗り替わるのもプラスに働きそうだ。もともとエイトシャイデンのように完全差しタイプでもなく、2走前には機動力も見せた。まあまあかな。

 

以上、関屋記念組の臨戦過程から判断した見解。

 

この中では、ミッキーブリランテ>エントシャイデン>アンドラステ>アストラエンブレム>トロワゼトワル>ジャンダルムの順。

しかし、いずれもドンとこいという馬ではないことも確かなんだよね。

 

その他の注目馬

とすれば、私が注目している他の組の馬たちはというと、

 

スマイルカナ

ルフトシュトローム

シゲルピンクダイヤ

 

あたりなのだが、冷静に考えると3歳牝馬のスマイルカナを初の古牡馬重賞で、しかもそこそこの人気で、さらに柴田大地騎手で本命視することはあり得ないかな。

 

ルフトシュトロームは人気になることが見えている。強いことは分かっているし将来性も高そうだし、キンシャサノキセキの代表産駒になりうる器とも思うが、初古馬、休み明け、鞍上と少々不安要素もあるので、やっぱり本命は無理。

 

ということは残ったのはシゲルピンクダイヤ。

この馬は地味ながらなかなかに強い。これまで入着を外したのは、明らかに距離が長く臨戦過程も最悪だったオークス、距離不足だった京都牝馬S、直線ムチもくれずに下っていった阪神牝馬S(状態疑問)と、前走のヴィクトリアマイルの4戦だけ。

 

ヴィクトリアマイルは勝ったアーモンドアイを筆頭に2着サウンドキアラ、3着ノームコアも今年の牡馬混合重賞を勝っているツワモノ。

 

他にも、トロワゼトワル(関屋2着)、ラヴズオンリーユー(鳴尾2着)、ビーチサンバ(クイーン2着)、アルーシャ(OP1着)、サトノガーネット(小倉2着)、スカーレットカラー(クイーン3着)といったところが、このハイレベルレースを糧に以後の重賞で馬券になっている。

 

シゲピンにとっては決して合った舞台とは思えなかった高速のヴィクトリアマイル。その状況下で、アーモンドアイに次ぐ末脚で6着まで追い込んでみせたのだから威張っていい。威張った挙句に何なら京成杯でも馬券になったっていい。

 

まとめ

以上のことから、今のところミッキーブリランテかシゲルピンクダイヤに注目。

ただ、まだ月曜日だし、これから追い切りもチェックして。

関屋記念組は余力のチェック、シゲルピンクダイヤのような休み明けは仕上がりのチェックを。

 

ただ、今週末の天気予報見たら、傘が暴風マークになっていたのだけど、これまともに予想する意味あんのかなって気もしてきた(笑)

 

 


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