安田記念はあえて押さえまでとしたロマンチックウォリアーに勝ち切られてしまったけど、日本馬に関しては下記の感じで大筋合っていたのかなと。
◎ソウルラッシュ ⇒ 頭は懐疑的も3着までなら信頼
▲ナミュール ⇒ ヴィクトリアマイルは走れる臨戦ではなく、人気の落ちる今回こそが狙い目
△セリフォス ⇒ 前2年と馬場が異なり同じようなパフォーマンスを発揮するのは厳しい。能力的にも今ではガイアフォースの方が上。外枠も良くない…として△の末端に(ズバッと消せないのが私の弱さ…)
色気を持って対抗に推したステラヴェローチェは、結果的にはノリさんらしく溜めて行った方が良かったと思うけど、それ以前に、一度屈腱炎を患った馬が再びG1で上位争いするのは難儀なのかもしれないね。
先週は鳴尾記念も的中できたので、何とか今週も頑張りたい。G1はひと休みでも、ここから始まる夏競馬、夏の重賞も楽しみで仕方ない。
ということで、今日はエプソムCについて臨戦過程を中心に見ていこう。
アルナシーム(→)
前走時の方が臨戦過程が良く、臨戦面の上積みはなし。一戦ごとに出し切るのか連続好走が難しくなっていて、東京のようなワンターンよりもO型コースの方が合うタイプ。能力的にはここでも通用していいが。
ヴェルトライゼンデ(休)
1年以上振りの鳴尾記念を快勝しているし、能力的には断然だが、さすがに7歳になっての長休明けは常識的に厳しく、条件的にも東京芝1800mがベストとも思えず。一戦一戦が勝負の馬とは思うが、ここを使って無事ならば…という感じも?
グランディア(⤴)
良いリズムの勝ち上がりで臨戦面は良いが、前走は内でジッと溜めて直線で抜け出すタイミングも抜群、やや再現性に欠く勝ち方だった点は気がかり。当コースでローシャムパークから0.1差2着があって能力自体は通用していいし、牝系も成長力がある。
サイルーン(⤴)
条件戦とはいえ近2走の内容は優秀。前走では3走前に敗れたコントラポストを完璧な内容でリベンジ。もともとサリエラやエターナルタイムといった重賞好走馬と差のない競馬をしていた馬がここにきて本格化。近走はマイルを主戦場にしているが、血統的に1800mもなんら問題ない。
ジェイパームス(→)
本馬も堀厩舎の秘蔵っ子という感じでここにきて本格化してきた。こちらも3歳のセントポーリア賞でべラジオオペラと僅差で走っていたように、素質はここでも見劣りしない。ただ、前走はモレイラの完璧なアシストがあったことも確かで、更に中1週となるとやや懐疑的な面も。本当に出走してくるのだろうか?
シルトホルン(⤵)
前走は久々に逃げて好走。ただ、スローで逃げながら2着にも残せなかったのは不満。OPなら恵まれれば上位争いできるが、重賞ではよほど恵まれないと…という感じ。前走メイSの相性が良いことと、逃げ先行馬の強いレースでもあり、そこに望みがあるか。
セルバーグ(⤴)
逃げてなんぼの馬が前走は出遅れた上に途中から捲り上げての雑な立ち回り。そもそも2走前の激走により前走は走れる臨戦ではなかったが、それにしても能力の半分も出せない結果に終わった。今回は逆にハナを切って自身の競馬ができれば面白そうな臨戦。
タイムトゥヘヴン(→)
後方から立ち回って終いは脚を使うというスタイルが定着してきて、毎回着順ほどには負けていないが、これだけせこく乗っても圏内突入は難しい状況。前走のダービー卿は完全な前残りを4角12番手から最速上がりを使っていて、2走前の中山記念も強敵相手に善戦(ここも前残り)。今回はメンバー的には通用していいし、北村友一騎手の継続騎乗も少し不気味だが、東京替わりは良いとは思えない。
トゥデイイズザデイ(→)
長期休養明けの前走はOPへの昇級初戦でもあったし、2着なら健闘。近走で崩れたのは出遅れた4走前だけで、2~3走前にはいずれもパラレルヴィジョンに先着と地力も高い。長休明けの前走後、ひと月以上空けてここに照準を定めてきたローテも好感。ただ、馬柱が綺麗なディープインパクト産駒で人気は必至なので、前走からもう一段上がってこないと人気ほどの信頼は微妙という感じもあるが。
ニシノスーベニア(→)
前走のダービー卿は勝ち上がりのリズムも良く、好戦できる臨戦だったが、変則的な流れの前に4着まで。重賞でも通用する力を見せたのは収穫だが、中山芝1600mがベストの馬でコース替わりも好転とは言えず。前走時ほどの評価はできないだけに人気次第。
ノースザワールド(→)
絶好の臨戦過程だった3走前は好走したが、2走前はその反動、前走マイラーズCは相手が強い。本来は1800mの方が合う馬で、昨年の毎日王冠ではウインカーネリアンあたりと0.1差で当コースも悪くない。条件時代にイズジョーノキセキ、ピンハイ、エピファニーらと接戦を演じていた馬で能力自体はここでも通用していいが、早熟傾向にあったクラヴァシュドールの下でどこまで能力維持ができているかがカギ。
マイネルケレリウス(→)
3勝クラスを勝ち上がって勢いに乗っての参戦は悪くないが、前走が絶好の臨戦過程で今回は臨戦面の上積みはない。とはいえ本馬は条件時代から高く能力を買っており、5走前に石川騎手がへぐらなければ菊花賞にも出走していた可能性もある。母が重賞勝馬、叔父にマイネルキッツのいる良血で成長力もあるが、大成するのはもう少し先かな。
ルージュリナージュ)(⤵)
前走はヴィクトリアマイルで5着、モリアーナあたりより切れたのだから評価できる。ただ、臨戦過程が良かったことと、ノーマークだったことで終い一手の騎乗が幸いしたことも確か。5走前の当コースの内容は圧巻でコースはベストと思うが、前走よりも人気を背負いそうな今回、当時ほどの脚を使えるかは微妙な面も。
レーベンスティール(⤴)
前走の新潟大賞典はいろいろ悪い面が重なったにせよ負け過ぎで、香港に行ったことでリズムを崩してしまった感じもあるが、前走で膿を出し切ってしまったと思えば今回は後退要素は少ない。ラジオNIKKEI賞では完璧に立ち回ったエルトンバローズを追い詰め、セントライト記念でソールオリエンスを完封した能力の高さは言わずもがな。2戦連続大敗しながら人気は必至、59キロをどう判断するか。コース的にもベストとは思わないが。
自分で記しながらも軸候補が五指に余る感じで難しい。ただ、難しいからこそ予想はやりがいがある。今週も始まったばかりなので、脳内ぐちゃぐちゃにしながら頑張っていきましょう。
↑特別戦からの狙い馬
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。