前回の記事で過去10年8年で道中2番手以内の馬が馬券に絡んでいると記したが、それに該当しそうなのはトーラスジェミニ、ノースブリッジ、トーセングラン、コルテジアあたり。このうちトーラスジェミニ、ノースブリッジは警戒。
また別の観点から10年中9年で4歳馬が3着内に躍動しているというデータも。2頭以上が絡んだ年も6年ある。これの明確な根拠は示せないが、競走馬にとって充実期とも言える4歳世代がこの時期にこの強いというのは頷ける話。
ということで今年の4歳馬は、ジャスティンカフェ、タイムトゥヘヴン、ノースブリッジ、ヤマニンサンパの4頭。この中での序列を示すために、各馬の一口ポイントを下記に。
ジャスティンカフェ(→)
折り合いに専念した最終追い切りの感じから今回も近2戦同様に最後方からとなりそう。安田記念のイルーシヴパンサーではないが、前走で派手な勝ち方をして人気必至の後方脚質の馬を本命視する気はせず、能力評価で考えるなら▲までが妥当。
タイムトゥヘヴン(↘)
復調成った感はあるが、前走はロードカナロアにとって黄金の短縮ローテかつペースもハマった。ハマった後の臨戦過程は当然(↘)下降となるのでここは軽視。
ノースブリッジ(→)
先行脚質かつ4歳馬に合致。これまで青葉賞、セントライト記念と2度重賞で跳ね返されているが、今回と同距離のラジオNIKKEI賞では中身のある3着。ここでもやれない馬ではないだろう。ただ、当時は青葉賞後で臨戦過程は(↗)。今回は勝ち上がってきた勢いはあるものの、あまりにも楽な流れを勝ってきたという楽⇒苦の臨戦。相殺で臨戦過程はプラマイゼロといったところ。
ヤマニンサンパ(↗)
ここにきて何故ここまで強くなったのか不思議なくらいの馬。もともと素質を感じさせながら、藤懸騎手のボーンヘッドなどで勿体ないレースもあったが、それにしても1勝クラスを勝ったばかりで挑んだ3勝クラスの勝ちっぷりの強いこと。着差は0.2秒でも直線で狭くなってブレーキを駆けるシーンもあったし、本来なら外から不利なく差してきたエンデュミオンが勝つ流れ。それを凌ぐばかりでなく、最後は着差を広げていた。あの勝ち方は能力のみならず、精神面の充実がないと出来ない芸当。心身ともに充実のディープの4歳馬。これはいい。
4歳馬序列
ヤマニンサンパ > ノースブリッジ > ジャスティンカフェ > タイムトゥヘヴン
今年は少頭数ながら他にも迷わせる馬も結構いて悩ましいが、ここは(エプソムCにおいては)4歳馬最強説を敷いた上で、その中の筆頭に評価したヤマニンサンパを◎に。
週初めのブログでは本命も考えていたザダルについて。
前走は内目でスムーズさを欠き、直線も内に入れて不完全燃焼。そもそも舞台も中山マイルよりも断然東京1800という馬。稽古の動きも素晴らしく、これまで大事に使われてきた分、今が最盛期とも思えるほど。ただ、当レース不振の6歳馬であることお事実。苦手な馬場悪化の可能性もあり▲に。
対抗には安定感も当舞台の重賞実績もあるダーリントンホールを。昨秋9か月振りだった富士Sで復帰した時にいきなりソングラインの5着、次のマイルCSでも出遅れてスローの中で7着まで追い上げた。この2戦は位置取りが悪く不本意な走りを強いられたが、近2走は本来のセンスある好位からの取り口で②③着。前走のダービー卿に関しては、臨戦過程が微妙かつ流れも向かない中で3着だから完全復調と見てよさそう。ソツのない立ち回りの出来る馬にルメールなら鬼に金棒。無難にいくなら本命でもいいかと思ったが、無難に行くのはやめておくのがマイポリシーで。
◎④ヤマニンサンパ
○⑤ダーリントンホール
▲⑫ザダル
☆⑩トーラスジェミニ
△⑥ノースブリッジ
△⑪ジャスティンカフェ
☆に乾坤一擲の逃げに期待してトーラスジェミニ。少頭数で大きく勝負するレースでもないし、この馬の本命も考えたくらいだから、馬券はこの馬からも少々おさえて4角までは楽しみたい。
1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。