競馬

2020 阪神ジュベナイルF 臨戦過程評価

チャンピオンズカップの週初め、Twitterで「今回は久々にG1で迷いなく本命を打てる馬がいる、こういう時の私は強いよ」といったようなことを豪語してみた。

その迷いなき馬こそがチュウワウィザードだった。

この馬の臨戦過程はメンバーでも群を抜いて良く、その時点では不動の本命だったのだが、週末が近づくにつれ、マスコミの情報やYouTube、SNSなどで他者の見解を見ているうちに「やっぱりクリソベリル強ぇか…?」と若干の揺らぎが…(笑)

それでも何とか初志貫徹、チュウワウィザードに◎は打ったものの、単複・馬連は買わず、3連複でお茶を濁すだけにとどめたところ、3列目にインティを入れず馬券は散った。

おそらく先週が絶好のチャンスだったんだろう。

この機を逸した今週は、自信がないというか、馬券的には全く関心のないG1に戻ってしまった。

やはり他者に惑わされてはいけない、他者の見解は参考にしても最後は自分を信じろと自戒したわけだが、そんなことを言いながら、私も皆さんを惑わす情報を発信しているわけだ(笑)

ちゅうわけで、皆さんも私の情報は参考程度にね。

最後は己を信じよ!

 

てな感じで、あまり関心のない今週の阪神JF。

というのも人気馬に死角が多いが、伏兵にも買いたい馬が乏しいという困った状況なのだ。

それでもG1は買う買わないを抜きに予想を楽しむというスタンスがあるので、今週も臨戦過程を主体に各馬を考察していこう。

 

臨戦過程評価

大前提として前走で6着以下、1勝クラスで負けた馬は馬券になっていないので、それらを省いた馬たちで。

 

インフィナイト(→↗)

基本的に牡馬混合重賞からの臨戦は悪くない。だから臨戦過程だけ見ればやや上昇となるのだが、この馬の前走は不良馬場、さらにデビュー戦も不良。父母系ともに重厚な血が散見される本馬にとって、この馬場が味方した可能性は否定できない。さらにデビュー戦は一般的にレベルの低い傾向にある新潟で、本馬が負かした馬で勝ち上がった馬は一頭だけ。いくら臨戦が良くても、未知な面の多すぎる現状ではよくて▲か。

 

エイシンヒテン(↘)

マイル戦の特別勝ち馬の臨戦は悪くない。が、本馬の勝った白菊賞は中2週。この間隔の馬は過去20年でも0-1-0-32という壊滅データに該当。そのデータを唯一ブレークしたのが3年前の2着馬リリーノーブルだが、彼女は2戦2勝だった。キャリア5戦の本馬と同列に語ることはできない。そもそもリリーはアーモンドアイやラッキーライラックと凌ぎを削った、世代ナンバー3級の馬だったのだ。レース内容もスローの逃げがハマった印象で、ここで同様の競馬を見せるのは難しいとみている。

 

オパールムーン(↘)

かつて昆厩舎にいたミスパンテールという馬が、札幌1500mでデビュー勝ちした後、しばしの休養を経て休み明けのチューリップ賞でいきなり2着したが、4番人気に祭り上げられた本番の桜花賞では大敗した。その時、私は自信を持ってミスパンテールを危険馬としたが、今回の本馬もそのパターンを踏襲するのでは。前走のレースの派手な末脚を見てしまうと、うかつに軽視してもいいものかと逡巡するが、現時点では軽視の方向。

 

サトノレイナス(→↗)

去年マルターズディオサが本番での好走に繋げたようにサフラン賞からの臨戦は、レース間隔やレースの親和性からも悪いローテと思わない。ただ、デビュー戦で逃げていたマルターズと異なり、本馬はデビューからの2戦がともスロー、かつ少頭数。このパターンで昨年1.8倍のリアアメリアが沈んだ。今回もまず後方からの競馬になると思うと、いくらルメールでも全幅の信頼は寄せにくい。素質は確かだが、とにかくまだ幼い印象。今年は他に良よさげな馬が少ないので、ある程度評価せざるを得ないが、本命級かとなるともう少し悩みたい。

 

シゲルピンクルビー(→↘)

桜花賞2着シゲルピンクダイヤの下らしくセンス溢れる走りで新馬を勝っての参戦。マイル経験もなく本来なら即消しでもいいくらいだが、今年は良い臨戦の馬が少なく、上位3頭を除けば能力的にも横一線。ということで未知の魅力にかける手もあるかもと思ったが、冷静に考えてやっぱり厳しいかと帰結する。

 

ジェラルディーナ(→↗)

0-1-0-32の中2週ローテに該当。それでもやや上昇としたのは、前走が1800mからの参戦というのを買ってのこと。ペースも速かったので、マイル重賞を使うに当たっては良い経験になった(その分疲労は心配だが)。ハナ差の辛勝だが、2着馬の押し切り濃厚というところを僅かでも差し切ったことに価値があるし、ゴール後、その差を広げていた点も見逃せない。本来ならエリカ賞や間隔を開けて自己条件でも良い馬だと思うが、あえてここに使ってくるのは脈があってこそ?ただ、私が調教師ならまずここには使わない。除外希望。

 

ソダシ(→↗)

2走前は牡馬相手のハイペースを先行して押し切り、舞台の一転した前走ではスローにもきっちり対応して33秒台の上がりで後続を完封。この完成度の高さとセンスの良さに太刀打ちできる馬は現時点ではいないかも。重賞連勝の見えない疲労がどうかという点でやや上昇にとどめたが(意外と重賞連勝馬の成績が良くないレースで)、軸としては信頼できそう。今更クロフネがG1を勝つのかな?というのはあるので、頭鉄板とは思わないが。

 

フラリオナ(↘)

強調材料に乏しい。

 

ポールネイロン(↘)

前走は短距離並(3FF34.2)のペースで逃げて押し切り勝ち。一見去年のレシステンシアのうなタイプにも映るが、後半3Fは35.2とラップダウンレシステンシアはファンタジーSを33秒台で先行しながら後半も34秒台でまとめている。同位置で進めた馬が最後方から数えて1~3着を独占したこともレースのタフさを証明していた。本馬の前走にそこまでの裏付けはなく、直線の長いタフな阪神マイルへの条件替わりはマイナス。

 

メイケイエール(↘)

ここ2年幅を利かせているファンタジーS勝ち馬だが、キャリア1戦でファンタジーをぶっこ抜いたレシステンシア、デビューからの2戦はマイルを走っていたダノンファンタジーに比べ、デビュー2戦が小倉というのが大きな減点材料。小倉2歳Sの覇者ではレーヌミノルのイメージがかぶり(レーヌミノルもマイルが長いと思われながら3着)、本馬も完成度の高さと絶対的スピード能力で、ここも上位争いに食い込む可能性はあるが、いかんせん前身気勢が強すぎるのも嫌な材料だし、個人的に勝つ確率は低いとみている。

 

ヨカヨカ(→)

強調材料に乏しい。

 

ルクシオン(↓)

強調材料に乏しい。

 

といったように、上昇マークが付いたのが、インフィナイト、サトノレイナス、ジェラルディーナ、ソダシの4頭しかいない上、これらですら(ソダシを除けば)そこまで信頼できない面々。ソダシだって先週のチュウワウィザードほどの自信度はないし、そもそも1番人気なのでそそられない。

こうしてほとんどの馬を懐疑的に見ても、臨戦過程で評価しなかった馬のいずれかが馬券に絡んでしまう可能性は十分にあるし、そんなレースの馬券を買うのは本意ではないというのが本音。

買うなら先の上昇マークだけ付いた4頭のBOXだけ各100円とかね(笑)

 

正直、気持ちはもう有馬記念。

ジャパンカップを迎えるまでの高揚感とは違ったワクワクがあるよ有馬には。

メンバーはJCより劣るかもしれないけれど、やっぱり年の瀬の風物詩、有馬が終われば年末年始という待望感もあんのかな。

もう本命も決まっているし、早く来い来い有馬記念。

でも、有馬が来ちゃうとすぐに年末年始も終わってまた来年の仕事初めが早いんだわ。

こうして待っている今時期が一番楽しいのかもね。

 

って、話が逸れてきちゃったのでこの辺で。

 


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阪神JFで前走6着以下の馬はまず来ないけど、この馬だけはちょっとだけ気になる。

このレースに強い血統、前走こそ手替わりで力を発揮しきれなかった感じだけど、それ以前のパフォーマンスはなかなかのもの。今回もまた手替わりだけど、今回は鞍上強化。どうせデータブレークする馬が絡むのならこの馬に絡んで欲しいな、という馬をランキング欄に。

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