競馬

2020 武蔵野S 臨戦過程評価

先週の京王杯、あまり興味のない2歳戦だというのにブログで記事にして、実馬券も購入したその理由は、1番人気のリフレイムを怪しんでいたから。

どのレースでもそうだが、私はまず1番人気が信頼に足るのか否かを推察することから始める

信頼に足ると判断した場合は、他に面白そうな穴馬がいれば参戦、そうでない時はスルー。

信頼できないと判断した時は、俄然ヤル気を出して次位以下の馬から良さそうな馬を導く。

 

さて、今週の武蔵野S、1番人気はタイムフライヤーだろうか。

週刊Gallopの印を見ると、デュードヴァン、モズアスコットあたりも厚めの印がついているが、ここの予想家は穴党が多いので、まぁ実際にはタイムフライヤーかモズアスコットといったところだろう。

 

よって今回はこの2頭のいずれかに死角を感じれば参戦してもいいかなとなるのだが、私としてはモズアスコットの方に不安を感じている。

一度終わったと思われたこの馬が、年始の初ダート(根岸S)で一変し、危険視したフェブラリーSでも連続好走した時には正直いって驚いた。この勢いに乗った時の確変ぶりはフランケル産駒特有のものなのだろうか。

今のところ東京ダートは2戦2勝、全ダートも2-1-0-1なのだから、正直軽視するのは勇気がいるが、臨戦過程的にこの馬は(↘)だ。

 

では有力各馬(気になる馬)の臨戦過程評価

モズアスコット(↘)

フェブラリーSでこの評価を覆されたトラウマはあるが、屈せず低評価としたい。やはり休み明けを激走した反動が危惧される臨戦。レースがかなりタフな流れになったことも、今回に向けては決して良い要素ではない。強い時は「さすがにG1馬」という走りを見せるが、時に惨敗もあるように元々アテにならないタイプ。前走で結果を出した横山武騎手騎乗とはいえ、本当の勝負時にはルメール騎手を乗せてくるはずだし、今回に限ってはタイムフライヤーに凱歌が上がるのでないか。

 

一方、ルメールを勝ち取ったタイムフライヤーは(→↗)

昨年のこのレースではこの馬を高く評価していた。ブログでも評価していたと思う。この時は、その前のシリウスS1番人気から一気に人気を落としてよもやの8番人気。しかし臨戦的には買い要素満載であった。今年は前走も1番人気なら今回も1番人気ということで、妙味がない上に臨戦も昨年よりは下なのだが、距離的には先週のみやこSを選択しても良かったところを、おそらくはルメール騎手に合わせて本レースへの参戦。ほぼ格好は付けてくるんだろうなといったところ。

 

3番人気はデュードヴァンではなく、私はサンライズノヴァと見ているが、この馬の臨戦過程は(↗)

 

サンライズノヴァ(↗)

この馬は去年は南部杯1着→本レース4着。ある意味波乱の立役者の一頭となってしまったが、これはやはり休み明けの南部杯を激走した反動と、初騎乗の森泰斗騎手が本馬の持ち味を殺す先行策を取ってしまったことによる敗戦。今年は南部杯を4着に敗戦した後の参戦となるが、力を出し切っていないと捉えれば余力も十分と思えるし、昨年よりも良い臨戦過程と言えるだろう。鞍上も乗りなれた松若騎手。本来ならこの馬には戸崎騎手というイメージだったが、プロキオンS制覇によってこの馬の主戦の座を勝ち取ったようだ。とはいえ、一度でもミスを犯せば再び大舞台では戸崎チェンジも考えられるだけに、前走4着で負けた後のここは是が非でも巻き返したい…と誰よりも松若騎手が祈願しているかもしれない。もともと力はG1級、臨戦良く舞台も絶好、騎手の想いも熱いはずの今回は、後退する要素がほぼない。唯一の不安は6歳という年齢だが、今年の一連の走りを見る限り、ここで通用しないほど衰えているとは思えない。

 

エアスピネル(↗)

一年ぶりの休養明けで激走した2走前のプロキオンSには驚きと「さすがはエアスピネル」との想いを抱いたが、7歳となった高齢馬がそんな激走をした後は当然パフォーマンスが落ちるもの。よって前走エルムSの敗戦も当然の結果といっていい。このレースで不振な7歳馬だが、トータルの休養期間が2年以上にも及ぶ馬だし、馬はまだ若いはず。ダートも3戦目で底は見せていないし、ここは巻き返しがあっていいと思う。

 

ケンシンコウ(→↘)

毎度こちらが思う以上の激走を見せる馬。今回も臨戦はやや下降評価としたが、再びの激走があってもおかしくはない。ただし、前走に関してはこれまで見せたことのない初の逃げ殺法がズバッとハマった感じもあるし、ハマった後の臨戦評価は当然下降気味となる。もともと逃げ馬ではないので、今回は控える競馬になるだろうが、差しても味のある馬なのでそれはそれで悪くはない(むしろその方が可能性が高そう)。臨戦自体は下向きとしたが、最終評価で悩みそうな一頭。

 

スマートダンディー(→)

4年連続3着内を生み出しているグリーンチャンネルC組、今年は3頭しかおらず、その中で可能性があるとしたらこの馬か。59キロだったとはいえ少し負け過ぎの感はあるし、1400mがベストの印象もあるので、諸手を挙げて穴!というほどではないのだが、実はマイル戦は2度しか走っておらずそのいずれも3着、決して走れない条件ではない。重賞での実績は皆無といってもまだ一度しか走っていないし、オープン特別では3勝の実績。G3程度なら通用していい馬だとは思う。

 

デュードヴァン(↗)

近2走ケンシンコウとは1勝1敗。前走レパードSに関しては当時も臨戦過程が悪いと評した通りで、4着も致し方ない結果。その4着を除けばダートはいずれも今回の舞台で3勝2着1回と準パーフェクト。2走前のユニコーンSではカフェファラオに大きく離されたとはいえ、絶望的な位置取りからの追い込みに能力の片鱗をみせた。古馬との相手関係や当レース不振の関東馬という点は気がかりも、悪くはない臨戦で狙って面白そう。

 

フィードバック(→↗)

前走は1番人気大敗も休み明けにしては過剰人気だったし、出遅れて全くレースに参加できなかったので仕方のない敗戦。そんなレースの後なら前進要素しかないので、臨戦的には上昇傾向。キャリアも浅くまだ底を見せたとは言えないし、血統的にも今回の舞台は悪くない。関東馬であることと厩舎力の弱さから、前走で崩したリズムの悪さをどこまで挽回できるか疑問符なところはあるが、穴としてなら押さえて損はない一頭。

 

メイショウワザシ(↗)

この馬のこれまでのレースキャリアを見るにつけ、本来なら先週のみやこSに出走してしかるべきだったはず。それをこちらに矛先を向けた意図は定かではないが、こうした外野からは理解しがたい陣営の思惑は、臨戦過程は別として要注意。臨戦過程も決して悪くはない。前走はキメラヴェリテを筆頭に逃げ先行馬をまとめて掃除する形で直線早々に先頭。直後すぐにカフェファラオに交わされはしたが、逃げ先行馬がその厳しい流れに屈して最下位から4頭分の座席を占めたのに対し、本馬は展開に反する先行策で唯一5着と気を吐いた。スピードに任せてただ行くだけの競馬を脱却し、競馬が上手になってきた点もよく、初のマイル戦が案外奏功するかも。

 

モズダディー(→↗)

下級条件にいた時から稽古に見どころを感じていた馬で、近走を見てもオープンでも条件次第でやれそうな雰囲気。中央では初ダとなるが、地方では楽勝しているし、血統的にもむしろ向いている。ひと頃崩していたリズムの悪さを前走で立て直した感もあるし、人気のない初ダ(条件替わり)は買いの法則通りしっかり押さえておきたい。

 

レピアーウィット(→↗)

マーチS3着など既に実績があるし、決して今回のメンバーでも引けを取らない能力がある。オープン初勝利となった前走も先行して抜け出す上手な競馬だったし、ヘニーヒューズなら東京マイル替わりもむしろ歓迎。時に出遅れなど気難しい面を残すので、それでも前走を鵜呑みにできない側面はあるが、臨戦的には決して悪くない。

 

ワンダーリーデル(→)

去年の覇者で適性は合うが、その後は一度も3着以内がない。ほとんどが合わない条件でのものだし、前走を見る限りそこまで能力の減退はないので、久々のベスト条件、叩いての良化も見られる今回は、7歳といっても侮ることなかれ。臨戦的には目立って上昇の要素はないが、地力面から普通に評価対象。

 

以上、ザッと見解を述べてみました。ザッとすぎて誤字脱字、乱筆ご容赦くだされ。

 

 


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