競馬

菊花賞は神戸新聞杯組が絡む!(はず?)

京都だろうが阪神だろうが関係なく好走馬を出していて、過去10年で馬券にならなかったのは2年前の一度だけ。

その年は神戸新聞杯が中京2200mでおこなわれたが、不良馬場でダービー馬シャフリヤールが敗れ、ステラヴェローチェ1着、レッドジェネシス2着が菊花賞に参戦。いずれも馬券に絡めなかったが、神戸新聞杯が不良馬場の中、2頭がタイム差なしの接戦(激戦)だったことも影響したのでは。

それでもステラヴェローチェは7枠14番から外々を回して3着と鼻差の4着だから、原則として菊花賞では神戸新聞杯組が絡むと思ってよさそう(ローテの多彩化によりこれも変化していくかもしれないが)。

 

過去10年で神戸新聞杯組は66頭いて【6-5-4-51】。このうち、神戸新聞杯で4着以下だった馬は【0-0-1-51】という厳しいデータがある。

今年これに該当するのは、ハーツコンチェルト、ショウナンバシット、マイネルアウレア、シーズンリッチ、ナイトインロンドン。

このデータに反して唯一好走したのはエアスピネルで神戸新聞杯では2番人気で5着。それ以前に朝日杯2着、皐月賞・ダービー4着という実績の持ち主だったので、このレベルで初めて巻き返しが利くということか。

よって今年、菊花賞好走の資格があるのは、1着サトノグランツ、2着サヴォーナ、3着ファントムシーフで、5着のハーツコンチェルトには、エアスピネル同様の例外処置ならといったところ(エアスピネルほどの実績はないがダービー3着を重くみれば)。

個人的にナイトインロンドンあたりは、母父メジロマックイーンで心情的にも応援したいし、ひと昔前ならこの手の馬が神戸新聞杯で負けた後に穴を開けるケースもあったが、菊花賞がよりスピード志向が強くなってからは、この手の馬は距離が延びたからといってアドバンテージを得られるケースもなくなってしまったね。

さて、今年の神戸新聞杯は1~5着までが0.1差以内にひしめく大接戦であった。データで3着以内しか来ないと縛ってしまうのは得策ではないと思うので、その観点からも5着ハーツコンチェルトまでは残したい。

 

1着サトノグランツ

4勝すべてが0.1差以内の辛勝で派手さも強さも感じない。前走も京都新聞杯も川田騎手のアシストがなければ勝ち切れていたかどうか。とはいえ今回も手綱をとるのは川田騎手だし、長距離適性の高そうな気性をしているので、距離が延びることで前走からのアドバンテージを得られそうな印象はある。

この馬は、2年前に1番人気だったレッドジェネシスと、友道厩舎&川田騎手、ゆきやなぎ賞→京都新聞杯を連勝、神戸新聞杯で連対(レッドは神戸2着)というところまで一緒。レッドほど過剰人気にはならないだろうが、3番人気になるようなら少々懐疑的に見たい自分もいるが。

 

2着サヴォーナ

神戸新聞杯は10番人気2着で、過去に二桁人気で神戸新聞杯を激走して本番でも好走した馬はいない。かつてはトーホウジャッカルが神戸新聞杯で9番人気3着、サウンズオブアースが8番人気2着から本番でもワンツーを決めた年もあったが、この年はこの2頭が菊花賞でも4番人気、3番人気に推されたように低レベル(1番人気ワンアンドオンリー)。今年のサヴォーナが菊花賞で5番人気以内に推されることはないだろうし、皐月賞ダービー馬の参戦のあるハイレベルな今年は割って入るのは厳しいのではと見ているが。

 

3着ファントムシーフ

皐月賞3着の実績があるし、ここでも上位に食い込む資格はあると思うのだが、神戸新聞杯の戦前からこの馬はトライアルで買って本番で軽視したいタイプと言及していたように、菊花賞で積極的に買いたいとは思わない。神戸新聞杯が中途半端な好走にとどまったので、人気になった本番で軽視するという目論見は崩れてしまったが、前走は奇襲の逃げを打ってもサヴォーナにすら交わされてしまったし、いずれにしてもここは善戦までではないかという見立て。

 

5着ハーツコンチェルト

この馬は1番人気の神戸新聞杯では絶対視しておらず、当初から負けたとしても本番で買いたいと思っていた馬。5着まで負けてしまったのは誤算だったが、外々を回らされて0.1差なら5着という数字は気にしなくていいのでは(着差を重視)。不器用でどうしても後方からの立ち回りとなるし、今の京都でこの馬のスタイルである大外ぶん回しになると前走の二の舞というケースも考えられるが、距離が延びて馬群がばらけるようならダービー以上があっても。

 

《今年の神戸新聞杯の序列》

ハーツコンチェルト >サトノグランツ >(ナイトインロンドン夢)

ちなみにナイトインロンドンの前走はスローを見越して早めに動いたが、レコードが出るような高速決着はこの馬の適性とは真逆だったので言い訳は利く(それでも負けすぎだけど)。

菊花賞では、序盤に折り合いを付けて、坂の下りから徐々に押し上げるようなスタミナを生かす騎乗ができればもしかしたら…という夢は持っているが、まぁ厳しいだろうなぁ。

 

本日、枠順も決まったことだし、後は皐月賞馬とダービー馬の序列に神戸新聞杯組を絡めてどうするかという感じになりそう。

これからレースまで予想のワクワクを楽しみましょう。

 

 


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