小倉記念、◎シャイクユアハートは週初めから本命の決まっていた馬で最後までブレずに本命。こういうケースの好走率は高く、個人的にも軸としての自信は大きかった(しかも1着ではなく2着だろうという予想まで当たっていた)。
…が、肝心の1着馬イングランドアイズが抜けでは…。3着ディープモンスターはG3ならまず崩れないと評して▲だったので、勿体ない感じはあれど、1着がノーマークではある意味完敗。
イングランドアイズ、前走ではシェイクユアハートに完敗していた馬が逆転してしまうのが、夏のハンデG3のこわいところ。軽量牝馬の恐ろしさ(軽量過ぎて軽視してしまった感はあるが)。終わって振り返れば、ヌーヴォレコルトの仔で底力満点。ヌーヴォレコルトといえば父ハーツクライで、シェイクユアハートの父と同じ。
トニービンの血を評価していたのに何とも節穴。シェイクユアハートを格上げ戦でこそパフォーマンスを挙げると評していたが、イングランドアイズもまさにそのタイプだったよね。気づくのが遅すぎた、情けない。
一瞬、ヒモに加えるか逡巡した際に、土曜日の芝2000mの未勝利戦で、内枠からロスなく運んでいたように見えた◎ニューヤンキーが直線伸びず、外から人気薄の追い込み2頭に飲み込まれたシーンが脳裏をかすめ、最内枠じゃバイアス的に厳しいだろうとの思いもあった。
とはいえ、1枠からは2頭を天秤にかけてショウナンアデイブをヒモに加えていたので、どちらにしても自分の判断ミス。確信軸がいたのにモノにできず何とも悔しい。
ただ、日曜日は嬉しいレースもあった。
日曜函館9(潮騒特別)
〇モズナナスター(2人気) ◎ピコアーガイル(5人気) △ハートホイップ(11人気)
1番人気のリリーフィールドを懐疑的に見て、3番人気のヴァンヴィーヴは消し。おかげ様で12点で3連複347倍をゲット。とはいえ、3着ハートホイップと4着ヴァンヴィーヴはタイム差なしのクビ差だったので、これはもう運が良かった側面も大きくて、競馬というのはいかにハナ差、クビ差の明暗が大きいことかと。この3、4着が逆なら20倍にも満たない馬連しか取れなかったし、そのダメージは尊大だったはず。きっと今週を通して暗澹たる気持ちに陥っていたことは間違いない。だからこそハートホイップ黛騎手よ、ありがとう。
まぁこのレースのようにうまくハマるレースもあればサッパリなレースもあって、勢いに乗って購入した函館最終は、自信の本命が大敗し、危険視した馬が快勝というひどい体たらく。全てのレースでうまく行くことはないと分かってはいるものの、もっともっと精度を上げたいと気持ちを新たに今週末に向かおうかと。新潟は苦手意識あるんですが、中京、札幌は割と好きなので何とか。
ところで先日の選挙、行きました?
投票率60%にも満たないってなんでだよー!と思ってしまったんだけど、そういう私も40過ぎまで政治や選挙に無関心。自分が一日一日楽しければいいじゃんみたいな。だから行かない人の気持ちも分かる。
それが、自民党の裏金、コロナ時の医療利権、パーティー献金の無駄遣いに中抜き等でようやくこれおかしいだろと興味を抱いた次第。だから政治に関しては「にわか」なんだけども、今回議数を減らしたとはいえ、未だに自民党が40近く幅を利かせたことも事実なわけで、もしかすると私が知らないだけで、本当は自民党にも魅力があるんかな?とか思ったりもする。
小泉進次郎氏が誰かの応援演説で「自民党の方が間違いなくマシです」と自党を褒めているんだからけなしているんだか分からない話を声高にしていたけど、実際のところ、自民党の方がマシなんだろか。何だかんだ株価は戻っているし。
正直、今、私の中には自民党への嫌悪感しかない状況なんだけど、冷静になって自民を含め他党についても学んでみようかなとも思ってみたり。偏った視点だけでしか物事を見ていない可能性もあるし。
ま、そうはいっても、自民がこれまでやってきた隠匿政治はやっぱり許せないけども。
そんなわけで、今回は自公の牙城崩壊を祈願しながら参政党に入れたけど、選挙に行くようになって初めて初めて自分が入れた人が当選した。いつも少数派のところを推すせいか、箸にも棒にも掛からない結果が多くて、結局入れても変わらんよなぁ…と虚しさを感じていたけど、今回は参政党の大津氏が最後までデッドヒートして、夜半に最終枠に滑り込むというドラマティックな展開。その差は3/4馬身くらい。これは思った以上に感激だったね。
我が埼玉は他県以上に自公が強くて今回も自民の人が結局トップ。自民党の政策30年で今の状況だけども、このままでいいんですか?と問いたいくらいだけど、なぜだか根強い。公明党も組織票が強いのか、いつも自民とセットで通っていたけど、今年は公明党が落ちて、参政党と国民民主が繰り上がり。数議席入れ替わっただけで、すぐさま何かが変わるとは思わないけど、何も変わらなきゃ現状維持で変わりようがないからね。この変化は嬉しいのである。
さて、にわかの政治の話はこの辺にして今週の関屋記念。
先週のシェイクユアハートのような直観的にピンとくる馬がおらず、やっぱり先週がチャンスだったのか…と再び悔しさがもたげてくるけれども、切り替え切り替え。
関屋記念は新潟の長い直線の割りに逃げ先行馬が強くて、4角5番手以内の馬が2頭以上3着以内に好走した年が過去10年中9年(残りの1年も1頭は該当が好走)。それでいて4角14番手以降の追い込み馬が10年中5年あるカオスな状況。とはいえ、追い込みで好走できた馬5頭のうち、3頭が1番人気、2頭は4番人気と5番人気だが、前走は重賞で1番人気と3番人気。当然ながら近走重賞で人気になるような実力馬以外は、展開に反した位置から好走することは難しいと。
七夕賞、小倉記念は上がりに注目して狙い馬を絞っていった面があったけど、今回大事なのは先行力。今年は明確な逃げ、先行馬がいないのが悩ましいところだけど、確実に先行しそうなのは、イミグラントソング、シヴァース、シンフォーエバー、ハクサンバード、フォーチュンタイムあたりで、この中に今年の好走馬がいるのではないかなと。
ということで、今回は先行馬の見解を
イミグラントソング
NHKマイルCは鬼門のNZT1着からの臨戦で凡走も想定内(ノーカウント可能)。ベストは2歳王者アドマイヤズームを差し切った中山マイルの方だろうが、東京マイルでも強い勝ち方をしていて左周りがダメというわけでもない。3走前に平場の1勝クラスを3着に取りこぼしているのは微妙だが、この時は臨戦過程が悪かった上に展開も不向き。レース後、石川騎手自ら、悠長に構えたことを反省していたので酌量の余地あり。NHKマイルCはテン33.4を先行しての失速。負けて当然の立ち回りだったし、今回に向けては良い負け方。馬任せに運ぶケースの多い石川騎手なので、4角5番手以内には該当しない可能性もありそうだが、そうだったとしても巻き返しの可能性はありそう。
シヴァース
しらさぎ賞は崩れたが、スローに終始掛かり気味で溜めが利いていなかった。3走前も途中からハナに立って息切れしたように、インのポケットで脚を溜める形がベスト。これは枠が出ないと何とも言えないし、この難しい馬にウチパク騎手というのも正直かなり微妙な采配。ただ、馬自身で言えば前走でガス抜きできた可能性があるし、もともときさらぎ賞3着の重賞級。一気に人気を落としそうだし、現時点での注目馬。でも、ウチパクかぁ…
シンフォーエバー
当コースで逃げて33.3の上がりを使って快勝。負かした相手は現在3連勝中で3勝クラスまで出世。2戦目の新潟2歳Sは逃げて脆さを露呈しているが、1000m通過が初戦より3.0秒も速ければ馬も苦しく感じるだろうし、致し方ない敗戦。その後は1勝クラスでも取りこぼすなど、古馬相手の重賞では地力の面で心もとないが、海外のタフな経験が生きてくる可能性はある。父はダートのG1勝ち馬で血統的にはダート。だからこそサウジのダートで好走できた可能性はあるが、自身は芝で勝っているし、逃げずにハイペースに巻き込まれて大敗した前走も負け方としては悪くない。今回ハナを切れれば、地力面をカバーして、思いがけずの粘り腰を発揮しないとも言い切れない。
ハクサンバード
近2走控える形で好走しているが、いずれもテン34秒台の締まった流れ。せっかく控える形で好走しているので、無理に逃げることはないだろうが、もともとのテンの速さはメンバー随一。単騎で行った時のしぶとさは、昨年11月に東京芝1400mを逃げ切ったレースで認識しているが、超久々のマイル戦がどう出るか。ハクサンムーン産駒は明らかに1400m以下の成績が突出しているだけに、マイペースで行けたとしても楽ではなさそう。
フォーチュンワード
先行馬というイメージはないものの、2戦目以降は確実に4角5番手以内を維持。1400mの前走でも先行していたので、ここも無難に先行してきそう。その前走阪急杯は行き切ったアサカラキングは残ったものの、基本的には差し有利の流れ。12キロ増で3着と0.1差なら悪くない。ただ、デビューからの4戦はマイル戦だったものの、2走前に1400mに短縮してOP入りしたことから、気性面を加味しても再びマイルに戻してパフォーマンスを上げられるかは微妙なところ。
改めて各馬を見直しながら記してきたけど、そこまでピンと来る馬はいない…
シヴァースが内枠に入って折り合える形ならという感じかな。でも、ウチパクかぁ(しつこい)。ウチパクさんもヨシノイースターでは上手に導いていたしね。
あと、臨戦過程がいいのはシンフォーエバーだけど、今となってはサウジアラビアRC2着の実績もほぼ評価できなくて、能力面で通用の下地を見せていないのが難点だけど。
いずれにせよ、これはギリギリまで悩む感じになりそうだ。競馬の悩みならまぁ歓迎。
今週も楽しみます、楽しみましょう。薄暮競馬もまたよろし。
↑特別戦からの注目馬
先週挙げた馬
☆シュタールヴィント(7番人気4着)
想定していた福島芝1800mではなく、小倉芝1200mに出走して7番人気4着。福島なら間違いなく馬券になっていたはずだけど、阿武隈Sは本線で当てたから、まいっか。
☆アンビシャスヨシノ(3番人気4着)
上がりは自己2位で自分の走りはできていたが、時計が速すぎたとのことで。少なくとも3にはいると思ったのですが、見立て違いでしたm(__)m

1970年代生まれ。生粋のギャンブラー(中央競馬のみ)でありながら、自然散策や温泉、寺社仏閣巡りなど一見すると相反するような殊勝な趣味を持ち、毎週のように出かけているので馬券は旅先で買うことが多くなっている。便利な現代に感謝。ほか、三国志や中韓歴史ドラマをこよなく愛し、中国4000年の歴史を持つ気功や太極拳などもかじっている。実生活では愛猫との2人暮らし。セミリタイアを夢に、競馬だけでなく、株式投資やFX、せどりなどいろんな金稼ぎには大いに興味あり。このブログもアフィリエイトやGoogleアドセンスを始めるきっかけとして立ち上げた。